ビーズ株式会社(所在地:大阪府東大阪市、代表:大上響)は2016年10月6日、同社自転車ブランド「DOPPELGANGER®(ドッペルギャンガー)」より、厚みのあるタイヤチューブを採用した26インチクロスバイク「430 PENDLER(ペンドラー)」を発売します。
ドイツ語で「通勤する人」を意味する「pendler」を愛称に冠した本製品は、その名の通り自転車通勤者向けに仕様をこだわった自転車です。 その最大の特長は、パンクのしにくさと乗り心地を両立したタイヤチューブ。 重く乗り心地も良好ではないノーパンクタイヤを安易に採用することなく、通勤中のパンクによる遅刻を回避することを目的としています。
「430 PENDLER」に採用されたタイヤチューブは4.0mm厚と、一般的なチューブの約5倍の厚さで、リム打ち(※)や貫通によるパンクへの徹底した防止対策がとられています。 あくまで空気注入式のチューブのため、ウレタン等が充填されたノーパンクタイヤとは異なり軽量です。 また空気充填によるクッション性があるためサイクリストの身体や車体への負担が少なく、メンテナンスも行いやすいという利点があります。 また空気漏れが少ないスーパーバルブを搭載。 一般的な虫ゴムタイプに比べ空気の自然減が少なく、煩わしい空気入れの頻度を減らすことが可能です。
イメージ動画:
https://www.youtube.com/watch?v=-Wiuf9PHpuY耐パンク実験動画:
https://www.youtube.com/watch?v=6tUbEIHo1p8 自転車の歴史を紐解くと、発明された当初からしばらくは、車輪は木製あるいは空気の入らないゴム製で乗り心地はよくありませんでした。 その乗り心地を改善すべく、空気入りタイヤが実用化され、爆発的に普及したという経緯があります。 現代ではパンクの煩わしさを回避するためのノーパンクタイヤが存在しますが、普及していないのはやはり乗り心地が悪く時代に逆行しているからともいわれています。 「430 PENDLER」に採用したタイヤチューブは現代のニーズにちょうどよい、パンク耐性と乗り心地を両立させたものです。
制動性の高いディスクブレーキを前輪に、様々な乗車姿勢がとれるバーエンドグリップをハンドルバーに採用するなど、パンク対策以外にも自転車通勤時の安全性・快適性を考えた仕様となっています。
フレームカラーは2色。 どちらもオレンジのスポークが映えるデザインで、バルブ横の2本のスポークのみブラックにしメンテナンス時のバルブ位置確認を容易にするなど、デザイン上のこだわりも貫きました。
※自転車チューブの空気圧が低い状態で段差に乗り上げたときに、地面とホイール(リム)の間にチューブが挟まれること。 適正な空気圧管理と段差乗り上げの際に減速することで回避可能。